Back Next Prev


竹久夢二展
憧れの欧米への旅

会期 4月24日(土)〜 6月13日(日)
  大正ロマンを代表する画家・竹久夢二は「夢二式美人」と称される独自の画風で一世を風靡する人気を得ました。本の挿絵や装幀を手がけるなどグラフィックデザイナーの先駆けとなり、詩や童話など文芸の分野でも活躍しました。しかしその生活は恋多く、やがて旅を重ねる漂泊の人生を歩むことになります。
  夢二は数え年48歳の時、父との死別、愛の破局、仕事の低迷などを断ち切るように欧米への旅を計画します。昭和6年(1931)5月、横浜港を出発し、アメリカのカリフォルニア州を中心に約1年3 ヶ月間滞在した後、ドイツを拠点にヨーロッパ各地を1年間回り、昭和8年(1933)9月に帰国しました。旅行中、心身ともに疲れきった夢二は帰国して1年後にその生涯を終えます。
  本展覧会は、この欧米旅行に焦点を当てた「幻の帰国展」であり、スケッチを中心に、滞在中に多数制作した作品をまとめて紹介いたします。中でもウィーンで制作された油彩画「扇をもつ女」は日本初公開です。
  また、本展では夢二が手がけた雑誌や楽譜の表紙の中から、欧米への憧れが背景となったデザインを展示するとともに、肉筆画の名品をあわせて展示し、現在もなお、多くの人々を惹きつける夢二の魅力を紹介いたします。
佐川美術館
竹下夢二 『着物の女』

竹下夢二 『着物の女』(1931-33)

〈佐藤忠良館〉佐藤忠良 ブロンズの詩 となりびと
3月20日(土)−7月11日(日)

〈樂吉左衞門館〉開館3周年記念 吉左衞門ベストセレクション展
3月20日(土)−8月29日(日)
追悼展 平山郁夫
─平和の祈り─
会期 2月2日(火) 〜 8月1日(日)
 ≪大唐西域画≫を中心に、平山先生が見つめ続けられたシルクロード各地の風物と、決して戦場の光景を描かれなかった平山先生が、特別な思いで制作をされた代表作≪平和の祈り─サラエボ戦跡≫を公開し、作品に込められた「平和への祈り」を紐解くとともに、映像・写真資料もあわせて、在りし日を偲びます。

http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/
守山市水保町北川2891
TEL077-585-7800
開館時間 : 9時30分〜17時(入館は16時30分迄)
休  館  日: 月曜(祝日の場合は翌日)、6月1日・2日は臨時休館

ドゥシャン・カーライ
『満点をもらったおばかさん』挿絵原画
ドゥシャン・カーライ
『満点をもらったおばかさん』挿絵原画 1983 年
©Dušan Kállay
滋賀県立近代美術館
スロヴァキアが生んだ色彩の魔術師
ドゥシャン・カーライの超絶絵本と
ブラチスラヴァの作家たち
〜『アンデルセン童話集』の挿絵原画100点一挙初公開〜
4月24日(土)〜6月27日(日)
開館時間 :
9時30分〜17時(入館は16時30分迄)
月曜日休館
ただし5月3日(月・祝)は開館、5月6日(木)は休館
観覧料 =
一般 950円(750円)/高大生 650円(500円)/小中生 450円(350円)
*(  )内は、前売および20名以上の団体料金
主 催 :
滋賀県立近代美術館、京都新聞社
協 力 :
ブラチスラヴァ市立美術館、偕成社、カトーレック株式会社
後 援 :
スロヴァキア共和国大使館、日本国際児童図書評議会(JBBY)、滋賀県教育委員会、BBCびわ湖放送
企画協力 :
株式会社イデッフ

  世界的に有名な絵本原画展が2年に1度開催されるスロヴァキアの首都ブラチスラヴァで生まれたドゥシャン・カーライ(1948〜)は、東欧を代表する絵本作家として、世界各地で絵本を出版し、日本でも数多くのファンを魅了しています。近年では、夫人のカミラ・シュタンツロヴァーとともに、アンデルセンの童話156作のすべてに挿絵をつけるという偉業を成し遂げました。本展は、代表作『不思議の国のアリス』や『アンデルセン童話集』を含む絵本原画を中心に、油彩、版画、アニメーション原画、限定挿絵本など約250点の作品により、色彩の魔術師カーライのファンタジーあふれる創作活動の全貌に迫ります。またブラチスラヴァの絵本文化とカーライの教えに育まれ、世界的に活躍する若手・中堅作家9名の挿絵原画約50点も併せてご紹介します。

会期中の催し
記念講演会「チェコとスロヴァキアの絵本作りについて」
講師=リュボスラウ・パリョ(出品作家)
日時=5月30日(日) 午後1時30分〜  通訳有り
日曜美術鑑賞会(展示品解説)
日時=5月16日(日) 午後1時30分〜
講師=担当学芸員
チェコとスロヴァキアの切り紙アニメ上映会
上映作品=ドゥシャン・カーライ「愛の伝説」ほか
日時=5月8日、9日、15日、22日、23日、29日、
      6月5日、6日、12日、19日、20日
      いずれも午後2時〜
『アンデルセン童話』読み聞かせ会
日時=4月29日(木・祝)、6月13日(日)、
      6月27日(日)の3回 いずれも午後2時〜
ワークショップ
「1日はモノガタリ!?〜陶板の時計づくり〜」

*要事前申込み
日時=1日目:5月9日(日) 2日目:6月6日(日) 
      両日とも午後1:30分〜4:00
講師=山本昌代(陶芸家、造形講師)
対象=小学生〜成人 ただし、2日とも参加できる方
大人のためのワークショップ
「銅版画に親しむ」
*要事前申込み
日時=5月29日(土) 午前10時〜午後3時
講師=安井(星野)直子(当館嘱託員、版画家)
対象=高校生以上(初級レベルより)
このほか親子を対象に、毎月1回開催している「たいけん びじゅつかん」(5月23日(日)、6月20日(日))でも、同展に 関連したワークショップと作品鑑賞を行います。
*
詳細については、下記までお問い合わせ下さい。

http://www.shiga-kinbi.jp/
大津市瀬田南大萱町1740-1
TEL077-543-2111
休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月20日から平成23年2月4日まで)



Back Next Prev