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安田靫彦・遺品の品
平治物語絵巻残欠 六波羅合戦図

平治物語絵巻残欠 六波羅合戦図
鎌倉時代
個人蔵
古美術との邂逅
 新潮社が初めての川端康成全集を刊行するにあたり、その表紙画を安田靫彦に依頼したことがきっかけとなり、主に古美術を間においた交流が始まりました。川端も安田も、一流の「美」というものが、いかに自分を引き上げてくれるものかを感じ、それを共有する時間を過ごしたのでした。

「われわれはむかしの人の仕事を振返って
深くそれを見ることが肝要である。弘く見、
深く見ることによって、いいもののよさが本
当にわかってきて、本当のいいものの姿が
はっきりしてくる。高い山を眺めるには、麓
から仰いで見たのでは美しくない。こちらの
眼の位置を高く上げてくると、高い山はいよ
いよ高くなり、低い山はだんだん低くなり、
高い山の本当の美しい姿が現れてくるような
ものである。」
                   安田靫彦

狗子図
白蓮図白蓮図
原三渓画
個人蔵


狗子図
俵屋宗達
江戸時代初期
個人蔵
仙翁
尾形光琳画
香包 江戸中期
個人蔵仙翁



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