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2007年度下半期
見学会のご案内
◇ 環境や美術品と調和する建築空間
   建築が単なる箱としてではなく、そこに展示される作品や周辺の環境と調和した、21世紀の美術館のあり方を感じさせる美術館を訪ねます。

青 森 県 立 美 術 館(青森県青森市)

  場      所: 〒038-0021 青森市安田字近野185
Tel. 017-783-3000 Fax. 017-783-5244
URL http://www.aomori-museum.jp/
  開館時間: 9:00〜18:00(6/1〜9/30) 9:30〜18:00(10/1〜5/31)
  休  館 日: 毎月第2、第4月曜日(この日が祝日の場合は、その翌日)年末12月27日〜12月31日
 
見学会開催日:
2007年10月14日(日) 定員20名

   ルイ・ヴィトンのSHOPデザインで注目を集めた青木淳の設計。三内丸山遺跡に着想を得て、発掘現場の壕のように地面が切り込まれ、巨大な白い壁が浮いたように作品を取り囲む美しくも不思議な空間を楽しむ。


◇ 特別展ツアー
「慈覚大師 円仁とその名宝」
滋 賀 県 立 近 代 美 術 館

会期:2007年8月11日(土)〜9月24日(月・休)
見学会開催日:2007年9月14日(金)  定員20名

   慈覚大師円仁(794−854)は、MIHO MUSEUM 春季特別展「山東省の仏像」展に縁のある山東省・青州に滞在記録が残る僧で、帰国後、比叡山延暦寺の仏教の基礎を築きました。この展覧会では、円仁に関わる多数の国宝や重要文化財の仏教美術の名作を展示・公開します。詳細は本誌16ページをご覧ください。

開館記念特別展
「鳥獣戯画がやってきた!─国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌─」
サ ン ト リ ー 美 術 館(東京)

会期:2007年11月3日(土)〜12月16日(日)
見学会開催日:2007年11月20日(火)  定員20名

   遊び、跳ねまわる動物たちの愉快な表情を自由闊達な筆線で描き出す「鳥獣戯画」は、日本絵画史の一大傑作として高く評価され、また、日本のマンガ・アニメ文化の源流として、現代でも幅広い関心を集めています。

本展では、甲・乙・丙・丁4巻を一堂に展示し、各巻の魅力と特色を浮き彫りにしながら、誰が、いつ、どのような目的で各巻を制作させたのか、主題は何なのか、どんな画家が描いたのか、それらがどうやって現在の4巻にいたったのかなど、これまでの研究成果を踏まえつつ、あらためて「鳥獣戯画」をめぐる謎に迫ります。

「乾山の芸術と光琳」
出 光 美 術 館(東京)

会期:11月3日(土・祝)〜12月16日(日)
見学会開催日:2007年11月27日(火)  定員20名

   京焼の巨匠・尾形乾山が元禄15年(1699)に開窯したことで名高い京都鳴滝乾山窯。当館も参加した近年の窯跡発掘調査の全貌を初公開します。この度の調査により、王朝趣味や異国情緒あふれる懐石器など、それまでの京焼にない乾山焼の新たな側面が明らかとなってきました。本展では、その成果を乾山の名作とあわせてご紹介するとともに、鳴滝窯の絵師として参画した乾山の実兄・尾形光琳の絵画もお楽しみいただきます。MIHOコレクションの一部も出展されます。

大阪市立東洋陶磁美術館開館25周年記念特別展
「美の求道者・安宅英一(あたかえいいち)の眼─安宅コレクション」
大 阪 市 立 東 洋 陶 磁 美 術 館

会期:2007年4月13日(金)〜9月30日(日)
見学会開催日:2007年8月19日(日)  定員20名

   MIHOコレクションと同じく、ニューヨーク・メトロポリタン美術館でその名を冠した展覧会が開催されるなど、国際的に評価の高い安宅コレクション。その安宅コレクション形成にあたって指導的役割を担ったのが安宅産業株式会社元取締役会長・故安宅英一氏(1901−94)です。本展は、氏の研ぎ澄まされた鑑識眼と自らの美的価値観に妥協しない美の求道者としての氏にスポットをあて、作品にこめた氏の想いを探ります。

 



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