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MIHO悲母観音像 綴れ錦
平成6年(1994) 
製織 川島織物
4/20〜5/23展示


 明治期日本画壇の巨匠・狩野芳崖の絶筆であり、最高傑作といわれる「悲母観音像」を原画に綴られたタピストリー。原画の荘厳華麗な表現を、現代の綴工芸技術の粋を駆使して、忠実、かつ完璧に写しとった作品です。
制作には4500種以上の色数が用いられ、古形を墨守しながら色彩の明度や変化に重点を置き、浄土から照射される〈光〉に神秘性を持たせるように配慮されています。その意味で本作は、“光の悲母観音像” ともいえ、芳崖がその生命をかけて描いたであろう筆致を、「綴」によって異なる形式に昇華させた畢生の作といえます。
MIHO悲母観音像 綴れ錦


展覧会期 3月13日(土)〜6月6日(日)
主催 MIHO MUSEUM 京都新聞社
後援 滋賀県、滋賀県教育委員会、
   NHK大津放送局、BBCびわ湖放送
休館日 月曜日
    (ただし、3/22、5/3は開館、3/23、5/6は休館)
開館時間 10時〜17時(入館は16時まで)
枝垂桜蒔絵徳利(一対)
桃山時代 16世紀


 ともに一本の枝垂桜を意匠しています。大きく左右にうねる幹が器の柔らかな曲線に沿い、桜花が垂下る様はまるで一本の枝垂桜の樹がそこにあるようです。

枝垂桜蒔絵徳利(一対)

多くの川を渡りふたたび森の中へ(若林奮筆)
多くの川を渡りふたたび森の中へ(若林奮筆) 昭和61年(1986)(18枚の内)



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