この展覧会は2007年末に迫った博興出土の菩薩像の中国への移送を祝し、日中両国民間の友好増進と、文化学術の相互交流の発展を期して行なわれます。 ![]() 今回展示される約70点の金銅仏、石仏は山東省文物局と山東省博物館の全面的な協力により、MIHO MUSEUM の菩薩像の故郷である博興をはじめ、青州、諸城など山東省全域から集められました。金銅仏には特に銘を有するものが多く、石仏には時代を代表する名品が勢ぞろいします。 |
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これらを通じて、南北朝時代から隋時代にいたる山東省の像彫刻の流れを概観して頂くとともに、MIHO MUSEUM の菩薩像の特色である宝冠正面にセミの飾りをつけた菩薩像が3体そろうのも見所の一つです。![]() このように宝冠の正面にセミを飾る菩薩像は、仏教思想と当時の中国の考え方が交じり合って生まれたとも想像されますが、詳細はいまだ謎に包まれています。 |