アケメネス朝第三代のダレイオス大王はスサにつぎペルセポリスに宮殿を建設した。この浮彫は恐らくそのアパダナ北階段の東側を飾って居たと想像される。そこには諸国から奉納品が届けられる場面が描かれているが、その中の王の馬車を引く馬の頭部であろう。前髪を括った髷、波打つ鬣、馬勒に付けられた角様の装飾など、ペルセポリスの馬の特徴を表わしている。 関連美術品 二頭の馬浮彫