地蔵 釈迦仏の死後、弥勒菩薩が人々を救うまでの間、この世に現れて人々を救う菩薩。特に左手に宝珠、右手に錫杖を持つ僧形の姿が親しまれた。 地蔵信仰は中国では唐代、わが国では平安時代以来あったが、特に鎌倉時代以後、現世ばかりか六道、地獄の救済者として民間に広く信仰され、六地蔵の造像や賽の河原の児童の救済を讃える和讃などに、人々の地蔵信仰の様を伺うことができる。 関連美術品 地蔵菩薩立像 地蔵菩薩鏡像